皮膚トラブルの治療で将来のアレルギー発症が抑えられる
「湿疹はそのうち良くなる」は、もう古い考えです。国立成育医療研究センターの山本貴和子先生の研究により、赤ちゃんの湿疹をしっかり治すことで、将来のアレルギー発症を減らせる可能性が分かってきました。
当院ではこの研究に基づき、「プロアクティブ療法」を行っています。
プロアクティブ療法とは、一度良くなった後も少量の外用薬を続けて、再発を防ぐ治療法です。見た目はきれいでも、皮膚の中にはまだ炎症が残っています。その“見えない炎症”を抑え続けることで、再発を防ぎます。
皮膚は『バリア』です。
湿疹があると
皮膚からアレルゲンが侵入
↓
食物アレルギー・喘息などにつながる可能性
つまり、皮膚をきれいに保つ=アレルゲンの侵入を防ぐ
研究では湿疹をしっかりコントロールした子どもは、食物アレルギーの発症が少ない。
中途半端な外用薬使用は、かえって慢性化しやすい。
◎自己判断でやめないことが大切です
Q:ステロイドを長く使って大丈夫?
適切な量・頻度で使えば安全です。
むしろ中途半端にやめる方が悪化の原因になります。
Q:どのくらい続けるの?
数か月~年単位で続けることもあります。
症状に合せて調整します。
Q:子どもでもできますか?
はい。小児でも安全に行える治療です。
・お子さま一人ひとりの症状に合せた外用指導
・保護者の方へのわかりやすいご説明
・再発しにくい状態を一緒に目指します
スキンケアは「見た目」だけの問題ではありません。お子さまの将来のアレルギー体質に関わる大切なケアです。湿疹のある方は早めの受診をおすすめします。湿疹がなくてもご心配のある方は、お気軽にご相談ください。